2008年 第11回日本語スピーチコンテスト1位入賞

『物の大切さについて』 イェイ・ソケイン

皆さんは毎日どんなものを使って生活していますか?
物は大きくても小さくても新しくても古くても高くても安くてもなんでも 大切です。でも今、物を大切にしない人がたくさんいます。特に若い 学生です。文房具や服やオートバイなどを無駄にしているのです。

私は前に年配の人に聞きました。カンボジアは内戦の後に本当に 貧しい国だったので教育のための文房具や制服はあまりありません でした。昔の人は貧しいし道具もあまりないのであまり勉強すること ができませんでした。しかし皆さんは一生懸命働いたり勉強したり して物を大切に使っていました。

今はどうですか?昔のカンボジアと比べて、最近は色々なものを 輸入しています。今は物がたくさんありますが、物を大切に使って いる人はあまりいません。特に学生は文房具や服や電話やオート バイを持っていても、大切にしていません。まだ使うことができるのに ちょっと古くて流行らなくなると親に新しいものを買ってもらいます。

そして新しいものを買ってもらえなかったら学校へ行かないと言います。
親は自分の子どもが好きで、子どもにもっと勉強してほしいので 買ってあげます。でも子どもたちは親の気持ちを考えないで無駄に します。悪い事をするかもしれません。私は新しいオートバイや電話を 買ってあげた親がかわいそうだと思います。大変なことを経験したこと がない人には他の人の大変さはわからないと思います。お金を使う ことは簡単ですがお金を稼ぐのはとても難しいのです。学生はまだ 大変なことを経験したこともないし考えたこともないので物を無駄に 使ってしまうのでしょう。

学生は自分の電話やオートバイなどを今持たなくてもいいと私は思い ます。運転の仕方もわからないし規則も守らない危ないからです。
また電話をなくす学生も多いです。買ってもらったものをすぐになくす のはよくないことです。そして、とてももったいないと思います。

皆さんの大切なものはなんですか?私にとってはペンとノートです。
私が初めてもらったものはペンとノートでした。勉強ができたのもそれ のおかげです。これは私が小学校に入学するときに母がプレゼント してくれました。私は本当にうれしかったです。でも後で大切に使わ なかったときに、私は母に叱られました。母は言いました。
「一つの物を持つ事は大変ですよ。きちんと物を大切にしなさいよ。
お母さんはお金がないんだから。」過去のことを思い出すと母の事が かわいそうになります。家族は貧乏で母は一人で子どもを育てなけ ればなりませんでした。いい物や高い物を使うこともありませんでした。
母に言われたとき、私は物は大切に使わなければならない!と思い ました。

今は母と離れて孤児院に住んでいます。もう6年になります。
今年、私は高校1年生になりました。孤児院の指導員に色々なアドバ イスをしてもらったおかげで、私はだんだん物の大切さがわかるように なりました。今、私は学生ですからペンやノートは大切に使わなければ なりません。もしそれがなかったら、勉強することができないからです。
今、このスピーチが書けるのもペンがあるからでしょう。学生にとって 必要なものはなんですか?オートバイや電話でしょうか?

もしあなたが誰かに物をあげてその人が大切にしないのを見たら どんな気持ちになりますか?私なら怒ると思います。そして残念な気持 ちになって、そのあともう何もあげたくなくなると思います。あげたものを 大切に使っていたら、あげた人はうれしいでしょう。人からもらったもの は大切にしなければなりません。私は、最近物の大切さについて考えて います。そして、自分の物や人の物を大切にするようにしています。
もし物を大切にしなかったら、すぐ壊れるしお金も無駄になるし、物が たくさん壊れたらゴミがたくさん出て街が汚くなるでしょう。

皆さんにとって大切なものはなんですか?
大切な物をどうやって使いますか?物はどんな物でも大切です。
皆さん、物を使うときはよく考えて大切に使いましょう。